ドウブンのあゆみ
石川県児童文化協会の沿革
1910年(明治43年)
久留島武彦が金沢と小松で「お伽講演」を行い、石川県に児童文化振興の灯がともされた。
1912年 (明治45年)
「金沢お伽倶楽部」が結成され、以後県内各地におとぎ話を柱とするいくつもの団体が生まれた
1920年( 大正09年)
「第1回県下学童話し方大会」が開催される
1927年 (昭和02年)
石川県立図書館内に「石川県児童研究会」が組織され、児童読み物の調査に着手した
1942年 (昭和17年)
「石川県童話研究会」が発足した
1946年 (昭和21年)
終戦後まもなく、「児童文化の向上、普及に努め、新日本建設に寄 与する」ことを目的に、装い新たに「石川県児童文化協会」が誕生した。
1951年 (昭和26年)
第1回「立花北枝忌子ども俳句大会」が開催された。以後毎年継続 して開催し、これまでで70回を超えて俳句大会を開催している
1956年 (昭和31年)
「加賀能登おくにものがたり」が出版され、以後シリーズとし昭和 37年までで全7巻を発行する
1957年( 昭和32年)
「石川県演劇教育研究会」が結成され、県内の児童演劇の拠点として現在まで存続している
1959年 (昭和34年)
県童文が設置を推し進めてきた「石川県児童会館」が下本多町に設置された。その後、場所や名称の変更はあったが、本会の拠点として現在に至っている
1961年 (昭和36年)
第1回「県下小中学生話し方大会」が開かれる。のちに「童話発表会」と名前を変え現在も続いており、令和5年度で第61回となる
1965年( 昭和40年)
「子ども石川県史」(第1巻歴史編)が発行される。その後、人物編、地名編、美術工芸編などを発行し、改訂版を含めると34年間にわたり全11冊を刊行している
1966年( 昭和41年)
児童詩集「青い窓」を発行。その後昭和52年までの11年間発行したが、第87号をもって休刊となった
1970年 (昭和45年)
シリーズ「加賀・能登の民話と伝説」第1集「白山のわらじ」を発行。その後昭和62年までにかけて第7集まで刊行
1971年(昭和46年)
幼年童話集「ふるさとのかぜ」第1号を発行。以後年間3回の発行を続け、令和5年に150号に達する予定である
1972年(昭和47年)
児童劇団「さくらんぼ」が結成された。毎年数回の公演を重ね、公演回数はのべ160回を超えている。
1978年(昭和53年)
県立中央児童会館に、小学生を対象にした「吹奏楽クラブ」が誕生した。デビューはプラネタリウムオープンを祝っての演奏だった。以後、サマーコンサート、クリスマスコンサートなど、定期的に演奏会を開いている
1980年(昭和55年)
石川県児童文化70周年記念大会を開催し、「石川県児童文化七十年史」を出版した
1984年(昭和59年)
県の依頼を受け「親と子のモデル遊び事例集①野外遊び編」を出版するとともに、「親と子の遊びの学校」を実施した。以後「②チャレンジゲーム編」「③室内遊び編」など全部で6冊を刊行した
1992年(平成04年)
県の依頼を受け「石川のむかしばなし絵本シリーズⅠ」を発行した。以後平成8年にかけて、シリーズⅤまで発行した。休刊中だった詩集「青い窓」が「あんずのうた」と改められ第1号 を発行した。以後、平成18年まで継続したが、57号をもって休刊となった。
1997年(平成09年)
新事業として「児童文化講座」を開講した。記念すべき第1回の講座は「心の豊かな子を育てるには」であった。この年、姉妹団体である「金沢こども読書研究会」から「かなざわ偉人物語」の第1巻(科学につくした人びと)が発行された
2000年(平成12年)
以前に活動していた人形劇部が活動を再開し、人形劇講座を年間10回開講した。
2002年(平成14年)
人形劇講座の受講者が中心となって泉野図書館で発表会を開催。以後市立図書館や公民館などを会場に公演活動を行っている
2010年(平成22年)
「いしかわの児童文化活動100周年記念祝賀会」を、日航ホテル金沢で開催。また、「石川県児童文化百年史」を出版する。
2024年(令和6年)
2月に創作童話集「ふるさとのかぜ」通算150号を発行。4月にお祝いの会を、ANAホリデイイン・カナザワスカイにて開催する。
主な受賞歴(戦後以降)
・第1回金沢市文化賞(金沢市長より) 昭和22年
・石川県知事表彰(石川県知事より) 昭和25年
・児童憲章功労者感謝状(鳩山総理大臣より) 昭和31年
・北國文化賞(北國新聞社、北國文化事業協会より) 昭和35年
・久留島武彦翁文化賞(青少年文化センターより) 昭和37年
・児童健全育成賞(園田厚生大臣より) 昭和48年
・地方文化功労章(瀬戸山文部大臣より) 昭和58年
・博報教育特別賞(財団法人博報児童教育振興会より) 平成22年 など